次、行ってみよー!
ここがドラえもんのいる世界であったならば、ドラゴンボールの世界ならば、人類の英知が集められいつしかタイムマシーンが発明されたならば話は変わってきます。その時は文明の進歩に感謝して、新たな世界に順応するための術を養っていきましょう。
しかし私の知る限り、2019年現在ではタイムマシーンはまだ開発されていないようです。なので、今この時間に起こった出来事は、1秒後にはすべて過去の出来事となります。その過去に起きた事実というのは、今の人間には変えることは出来ません。なので、現時点でのあなたにはどうすることもできないのです。
ここで、質問です。あなたは昨日比較的ダメージ大きめな失敗をしてしまいました。そんな失敗をしたときに、通常あなたはどのように行動しているでしょうか?結構1か月後くらいまで頭に残ってしまうでしょうか。それとも全く何も無かったかのように次に動き出しているでしょうか。あなたのケースを思い浮かべながら少しお付き合いいただければと思います。
ちなみに私のモットーは「3秒前は過去」です。
人は流されやすいものです
と、言いつつ元来自分は流されやすい方の人間であったと思います。新入社員の頃は先輩方の話は結構信じていたし、周りから聞こえてくる噂話でも最初は信じていなくても潜在的に意識して後々には自分の考えに色眼鏡を付けるようなこともあったり。今生きている中で人との繋がりを一切無く生きていくことはほぼ出来ないでしょう。人は他人に影響され生きていくものです。
そんな色々な人と関わっていきながら生きていく人々が、何か失敗をした時には多くの場合"恥ずかしい"であったり"慌てたり"であったり"何とかしなければ"というような感情が生まれてくるのではないでほうか。その感情が多く生まれれば生まれるほど、冷静な判断を下すことが難しくなり、負のスパイラルに陥りがちなのでは、と思います。では上記のような感情はなぜ生まれるのでしょうか?
それは人の価値観は誰かとの比較で成り立っているからです。
お母さんはよく言ったりしましたよね。「太郎くんはあのおもちゃ買ってもらってたんだよ、だから僕にも買ってよ!!」「そんなもの買えるわけないでしょ!よそはよそ、うちはうち」と。確かに普段からそう出来ていれば、人としてかなり成熟した精神の持ち主になることが出来たでしょう。ただ言葉でいうのは簡単なのですが、実行するのが難しい、、。でもしょうがないのです。あなたも私もこの"社会"という仕組みの中で生きているのですから、多かれ少なか誰かとの関係は必ずあるのです。あなたもあなたもヒトから生まれてきているのですから。
ただその人と比較する、という考えの割合を調整することは出来るのです。他人からの影響を80%受けている人と20%しか受けてない人では、あなたが他人から受ける影響、そして他人のノイズから受けるストレスの割合が全然違うのです。私は後者を目指せるように、何かが起こった時は冷静に判断できるよう少しずつ自分の考え方を他人からの依存に影響を受けないようにしていっています。そのおかげで他人の人よりはストレス少なめの生活を過ごせているのかな、と感じています。
起きた過去の事実はもう変えられません
では、どのような考え方をしていくことによって他人からの依存を減らしていったかを説明していきたいと思います。まず最初の例で出させていただいたように、いま私がなにかの失敗をしたとします。その時あなたはどう感じましたか?という問いをみなさんに投げかけさせていただきました。
その問いに対する私の回答はこんな感じです。「あー失敗してしまったか。まあこれは自分のせいだししょうがないか。これを糧にしてさあ次に行こう!」です。この言葉には3段階の要素が含まれています。
①起きてしまった事実を一旦受け止める
結構ショックが大きいことがいまあなたの目の前で起きてしまったとします。その時はかなり動揺してしまい、その現実を受け止めたくなることもあるでしょう。私自身も経験があります。ただ確実に言えることが一つあります。それはその事実を受け止めることが出来る時間が早ければ早いほど、次に進むことが出来るためのチケットは早く受け取ることが出来ます。
②あなたに起きたことは他人のせいではありません、あなた自身のせいです
たまに何か失敗が起きた時に、どんな場合であってもまず最初に誰かのせいにしてしまう人を見かけます。もし思い当たる節があるならば改善していきましょう。たとえ99%他人のせいであったとしても、1%はあなたの何かの行動や言動が影響しているかもしれませんよ。
と、いう考え方が出来たならば、あなたにはメリットが発生します。それは他人に寛大になることが出来る。そしてあなた自身をより磨き上げようという原動力にもなり得ます。他人のせいにしてしまっては、話はそこまでとなってしまい、そこから得ることができるはずのメリットは得ることが出来なくなってしまいます。自ら体験した失敗は、誰かから伝え聞いた失敗よりも大きな経験値を得ることが出来るチャンスです。そこから改善して成功に繋げていくことが出来たならば、あなたにとって今後の大きな力となりその後の役に立っていくことでしょう。
そしてこの考えが念頭にあると、何か問題が起きた時に真っ先に他人に怒るという行動を起こすことがほぼ無くなります。一旦深呼吸出来る余裕も出来てくるでしょう。そうすることによって、怒りから発生するストレスというものを軽減できるようになります。怒るという行為は非常に体力的にも精神的にも削られる行為の一つです。毎回怒ってばっかりいると疲れませんか?その行為がいま必要だったか、一度深呼吸して考えてみましょう。
③過去は変えられません、次へ進みましょう
一番最初の話に戻りますが、現時点の世界ではドラえもんやドラゴンボールの世界にあるようなタイムマシーンの技術は完成していません。その状態では1秒前は既に過去です。でもあなた自身にはみんなと同じように1日24時間ずつ割り振られていて、寿命が来たらばヒトとしての一生を終えるようになります。なので貴重な今日という一日、そして一分です。変えられない事実があるならば、その事実を良い方向に変えるための努力に方向転換する。別にあなたの今後に大した影響を与えないと判断したなら忘れてしまう・・・という風に切り替えていきましょう。"やまない雨はない"、ほんとにその通りだと思います。
思っている以上に"気分"で方向性変わります
すごくテンションが上がって成功が続いている時は、少々の失敗があったとしても気にせずにどんどん次の成功に繋げる努力が出来ます。一方、何かのきっかけでテンションがすごく下がってきたときには、何事にも意欲的にはなりにくく、ご飯も食べたくなくなり、しまいには体調を崩すことも・・・。
というような経験はみなさんにはないでしょうか?私は大いにあります。もうちょっとこの上下のブレを減らしたいくらい(笑)
ただその時の"気分"というものは、あなた自身の思考や体調などに大きな影響を及ぼすのではないかと思っています。その時の気分は余程のポーカーフェイスの持ち主でない限り顔の表情や立ち居振る舞いに出ることでしょう。その気分は相手に伝わり、意図せずとも良い方向にも悪い方向にも影響を与え、その後の結果に影響を与えるということは往々にして考えられます。そうなることが分かっていた場合はあなたはどちらの気分になっていたいですか?私は"良い気分"でいたいと思います。良い気分が周りに伝わっていき、それがどんどん広がっていく世の中になれば素晴らしいな、とも思っています。
明日どんなことが起きるかは、誰にも分かりません。もしかしたらあした何かの事故に巻き込まれて人生を終えることもあるかもしれません。未来は分からない。でも分からないから楽しい。だからその分からない未来を楽しくするために、過去のことはすぐに切り替えて楽しい未来に繋げていく。それが出来れば未来の多くもきっと楽しいものになる確率は高くなっていくものだと思います。
だから3秒前は過去です。
切り替えて次、行ってみよー!