今日は笑う?それとも怒る?
みなさんこんにちは、こんばんは。
さて突然ですが質問です。
あなたの前には2人の人が立っています。ひとりはずっと笑っているAさん、もうひとりはずっと怒っているBさん。あなたは必ずどちらかに話さなければなりません。さてどっちかの人に必ず話さなければなりません。あなたはどちらの人に話掛けますか?
答えは、ほとんどの人がAさんと答えると思います。一部ずっと笑顔の人は信用できない、みたいな人もいると思いますが(笑)ほとんどの場合は笑っているAさんを選ぶと思います。割と当たり前の選択肢ではあると思います。
では、なぜ人は笑う人に惹きつけられるのでしょうか。そして怒っている人に近寄りづらいのでしょうか。
怒ることのデメリット
心に余裕がなくなり、視野が狭くなる
普段平常時あれだけ冷静な人が、何かに対して異常な怒りを示した時には全く平常時のその人は思い出せないくらいの変わりっぷりだった、という経験はないでしょうか。
"怒る"という行動は基本的に人の行動の中では平常時と比べてイレギュラーに分類される行動だと思います。そのイレギュラー行動を公の場で行ったとしましょう。その行動を周りに見られている中で行ったとすると、その怒っている人には多少なりともの羞恥心が出てくることでしょう。そうのような状態になると平静を装うという後戻りする行為には戻りにくくなります。そうすると人によっては怒りという方向に行ききってしまおう!という判断になることがしばしばあります。ここまで来ると周りは見えなくなる・・正確に言うと周りを見えなくすることによってその羞恥心から逃れるようにしている、と思えます。
このような状態になってしまっては、ここまで築いてきたあなたへの信頼が崩れる、そして修復が難しくなるという可能性があります。
本当に怒るべきなのか。その怒ったことにより怒った相手への影響はもちろん、加えてその怒っている状況を見ている周りの人への影響も頭に入れながら行動していると、怒るという行為に進むという選択は減ってくるものです。
健康に良くなく、顔つきにも良くない
怒っている人を表す表現の中に「頭に血が上る」ってありますよね。確実に血管に、頭に負荷をかけている行動、それが怒るということです。
基本的に怒るという行動を全否定している訳ではありません。正直この人はここで怒っておかないと、あとあと調子に乗ったり厄介になると感じれば、しっかりその場で叱っておくことは必要な場面が必ずあります。自分もそんな場面はいくらでも見てきています。
ここで言う怒るという行為は、怒る必要のないこと、またそれに類するイライラする行為も含めて警鐘を鳴らしていっています。頭に血が上る、ほどなのですからその行為自体にも体力を使うことでしょう。
またその時に眉間にしわを寄せ、口角も下がっていることでしょう。これが継続的に続けているとそれがあなたの人相になります。そうすればあなたの第一印象となる顔というパーツを相手が見たときに、あなたはそういう人という第一印象が埋め込まれる可能性すらあります。初対面の人に対する第一印象は非常に重要です。その第一印象により今後有るはずだった縁が、繋がらず消えてしまうという可能性すらあります。
服などを着れば外見はいつでも繕うことはできます。しかし、顔を合わせるときには今まで積み重ねてきたその人相は繕うことが出来ません。顔は日頃のあなたを映し出す鏡です。そのことを頭に入れておけばこれからの選択肢も変わってくることでしょう。
笑うことのメリット
安心感を生み出している
あなたの前に初対面の人が2人います。あなたはどちらかの人とお話しなければなりません。Aさんは非常に笑顔で温和そうな方です。Bさんはしかめっ面で少し難しそうな方です。さあ、あなたはどちらの人に話掛けますか?
どうも最初から笑顔の人は、なにか裏がありそうで信頼しにくいからBさん!
なんて人も稀にいるかもしれませんが(笑)、基本的にはAさんを選ぶ方が多いと思います。
やはり第一印象の”笑顔”はあなたに好印象を導き出してくれる素晴らしい所作であります。なぜそう感じるかと言いますと、これを証明してくれる人が居たからです。その人は純粋無垢な人で、皆さんも会う機会があるのではないでしょうか。
その人とは、子供たちです!
自分は20代の頃は正直赤ちゃんや子供は苦手でした。何故かというとよく泣かれていたからです←(笑)。正直今振り返ってみるとどう接していいか分からず、それが態度や表情に出ており、それが子供たちに伝わってしまっていたんだと思います。ただ、ある時期から笑うこと・怒ることについて考えが浸透し、親戚の子供たちと接する機会があった時、なぜか問題なく、何なら非常に良好に接することが出来たのです! 正直びっくりするぐらいの変わりようでした(笑)
子供たちは大人のように人生経験は多くありません。なので、より視覚で見える表情が与えるあなたへの印象の比重はより大きくなります。そんな子供たちが初対面でも何故か寄ってきてくれる。そんな笑顔を振りまける人はきっと万人にも受け入れられやすい人になっていることでしょう。
悪い影響→良い影響
「類は友を呼ぶ」
人間関係という観点においては、非常に的を射ている言葉だと私は思っています。色々な人と関わりを持つことは非常に良いことで、自分も色んな人と接点を持つことはやっていきたいと思っている今日この頃でございます。ただその一方、本当に気の置けない安らげる人は?と問われたならば、そこで挙げられる人はあなたと共通点の多い友人・知人となってくるのではないでしょうか。少なくとも自分はそうなってきています。
意識する・しないに関わらず、無意識の間にあなたと共通項の多い友人・知人と関わる可能性が高いことは、皆さんも納得できるのではないかと思います。
ということは、あなたが今多く関わっている人があなた自身の所作や性格を映す鏡になっている場合があります。
「今あなたが関わっている人を、あなたは好きで信頼できますか?」
と一度考えてみてほしいと思います。もし"NO"という答えが頭の中に思い浮かんだあなたへ。もしかすると、それは相手のせいではなく、あなた自身がその友人を引き寄せているのかもしれませんよ。類は友を呼ぶ方式で考えてみると相手もあなたと共通する部分を感じて近寄ってきてくれている可能性は多くあります。あなたと共通項を多く感じるからあなたを信頼してくれているのです。ただその信頼してくれている相手にあなたが違和感を感じているのならば、あなた自身を見直してみる良い機会かもしれません。
一度その相手に対して違和感を感じている部分や行動を観察してみましょう。そこで違和感を感じた部分があったならば一度あなた自身の行動に照らし合わせてみましょう。そしてもし自分も同じこと、または似たようなことをしているのならば早急に直しましょう。そうすればきっとあなたの行動の変化を感じ、相手にも影響を与えていき、改善として表れていくことでしょう。
そして笑顔でいること。
あなたが少しずつでも自分の日々の行動が、相手に影響を与えていることを感じられたなら。そして笑顔でいることにより、その周りの人にも笑顔の循環を与えることに気づいたならば。笑顔は良いオーラを放ち、物事を円滑に進めていく効果を持っています。自分の周りが楽しく・幸せに過ごしていくことを望むのならば、今日のあなたの表情を鏡で見返してみましょう。そんな簡単なことで、あなたの周りの多くの人を変えることだって出来るのですから。
まとめ
人はあなたの思っているほどあなたに対して関心がない場合が多いです。
ただ、あなたが思ってもいない部分を案外しっかり見ている部分もあります。
それくらい相手の心を動かすことは難しいということではあります。でも確実に初対面の人はあなたの表情を見て多くの情報を得ようとします。あなたの放つオーラによって大体の雰囲気をつかみ取ろうとします。その時により良い印象を与える表情はその場しのぎでは中々表現することは難しいでしょう。顔の表情は日々の積み重ねによって作り上げられていくものです。でも難しく考えることはありません。日々あなたがこうありたいと思うことを、あなたの心に正直になって行っていく。その積み重ねがあなたの表情となりあなたという人物を作り上げていきます。もしあなたが楽しい生活を望み、周りに良い影響を与えたいと感じているのならば、今日から鏡を見て、あなた自身から変えていきましょう。
あなたの変化は、きっと誰かが見てくれています。