怒るの疲れませんか?
みなさんこんにちは、こんばんは。
さて、普段私がテレビやネットを見ながら日々感じていることがあります。それは、
「そんなにみなさん怒って疲れませんか?」
ということです。
おそらくテレビだと、誰かと誰かが争っている。そんな画や情報を提供することで視聴率が上がるのでしょうか。またネットで怒りを煽るようなニュースやネタをアップすれば、それだけで注目を集めやすかったりするのでしょうね。
ただ今回はそういう情報発信源の人たちではなく、その情報を受けて影響されてしまっている人たちに、少し気付いてほしいことを書いていきたいと思います。
"そういう怒りを煽る情報を受けている受けての人たちへ"
その情報によってあなた自身の性格や言葉も変わってきちゃっていませんか?
バズると儲かる
バズるとは、"インターネット上で口コミなどを通じて一躍話題になること"です。つまりそのWebページや動画などを見る人が一気に増えて、そこから広告収入やその他の収益を得ることができます。
人は冷静な状態だと、これは良い・悪いの判断がしっかりできるのですが、いざ通常と違う状態に置かれると、いつも出来ていたはずの冷静な判断が出来なくなることがあるそうです。
ブームや経済を活性化する時には熱狂は必要なものです。熱狂は新たな文化を発展させたり、時には当たり前だと思っていた悪い慣習を変えていったり、良い方向に向けてくれることが、今までの歴史の中でも数多くありました。各時代で先駆者の人たちが数多くの努力を重ねて、勝ち得てきたものによって今の裕福な生活が出来ることには感謝しかありません。
しかし最近のバズる、といわれる熱狂の一部には、とても過去の良い熱狂とは異質のものを感じている自分がいます。特にその中でも他人への誹謗中傷や悪口・罵倒などは目に余るところがあると私は思っているところがあると思っています。
その発している言葉、一度振り返ってみよう
その傾向は特にインターネット・SNSという便利なツールが発達してきて、如実に強くなってきたと思っています。その一番の原因は匿名性が強く守られる媒体だからだと考えています。
個人的にはあまり理解できないのですが、多くの人はネットや電話越しなどの顔が直接見えない環境では、直接見える状態に比べてかなり強気で発言を行う傾向があります。この自分の実体験としての例は、仕事をしている時に感じる場面がありました。
取引先の人がある案件のエラーが発見された時に、電話越しですごい勢いで怒ってきました。それもそこそこ汚い言葉も混ざりながら。そのエラーに関してはこちら側の非はあまりありませんでした。それにも関わらず怒りの勢いはしばらくおさまりませんでした。そしてしばらく話しているとようやく怒りもおさまってきて、今度直接お会いして事情を説明させていただきます、ということになりました。
そして数日後。実際に会って事情を説明し始めました。そしたらどうでしょう。先日電話越しですごい剣幕で怒っていた同じ人物とは思えないくらい穏やかに対応しているのです。時間の経過や問題の原因が自分側にもあったことに気づいた、という様々な要素があったという部分はあります。が、無事に問題が解決したあとに私のその時感じた正直な感想はこうでした。
「同じ人でもここまで変わるものなのか」
そのすごい剣幕で怒っていた人は、その後仕事をする中でもその日のことは何事も無かったように普通に私に接していました。私も大人の対応をしなければいけませんので、穏便に関係を継続してきました。表面上では非常に良好な関係を続けていくことが出来ていきました。
ただ、私のその人に対する印象は、"時として非常に乱暴な発言をする人"というイメージは離れることはありませんでした。そしてその人に対しての心からの信頼を寄せることは、それ以来難しくなったことは言うまでもありません。
暴言を言った方は結構簡単に自分の言ったことを忘れます。しかし、言われた方が、特にその言動によって傷ついた場合などはなかなかその発言を忘れることはないでしょう。そして当事者間の関係も、良好に行く確率はかなり減っていくことでしょう。
なので、ここで今悪口・暴言を日常的に使っている人に今一度問うてみたいのです。
あなたが言ったその言葉。あなたが言われても傷つきませんか?
あなたの見た目に影響を与えているかも?
あと怒ることの悪影響だな、と感じていることは見た目も変えてしまう可能性があるということです。
人は怒った時には眉間にシワが寄ります。目つきもよろしくないでしょう。口も曲がってしまうかもしれませんね。そんなことが重なってくると、そのうちそれがあなたの表情として形状記憶されることになるでしょう。
みなさんも初対面の人に対してこんな体験をしたことは無いでしょうか。
一目見ただけで、「あっ、この人優しそう?」であったり「この人怒りっぽそう」であったり。もちろん第一印象と違って案外優しかった♪、みたいな場合もありますが、私の経験上では初対面の印象とあまりその後の印象が変わらないというのが8割以上だと思っています。それほど"百聞は一見に如かず"ではないですが、第一印象がその人に与える印象は大きいものがあるのです。
そして顔にシワが増えていくこと。すなわちシワが少ない人よりも老けて見えやすいのは分かりやすい傾向だと思います。怒りを重ねて老けていきますか?それとも怒りを減らして穏やかに若く見えやすい顔を目指しますか?是非一度考えて見て欲しいと思います。
流行を鵜呑みにせず自分の物差しを持とう
2000年以降、インターネットが発達してきて以降、匿名性を持って誰でも発言出来る世の中になり、誰でも本音で発言をすることが出来るようになりました。そして実感としては、本音で言葉のモラルも気にせず発言することが良い!という方が多数派になってきているのでは、と感じています。それがネット時代で発言する人のトレンドであり、それを越えて当たり前になってきているのが事実だと思います。
ただ、そんな中で悪口・誹謗中傷が当たり前の世の中にいるからと言って、その波に乗っていればいい、という考えに対してはここでしっかりと警鐘をしておきたいと思います。
怒りは相手に対する憎悪を生み出します。怒っている時は他のことに対しては思考停止に近い状態にもなってしまうことでしょう。それらはすごく非効率でデメリットも多いと私自身は思っています。
もっと怒りを減らして、ポジティブに進んでいきませんか?
この考え方がひとりでも多くの人に伝わっていけば嬉しいな、と切に思っている次第です。